医院のご案内
理念・基本方針
- みなさまのかかりつけ医
- 迅速、的確で安全な医療の提供
- 苦痛の少ない内視鏡検査
私が、長年に渡って中央市民病院に勤務して思ったことは、大病院では、軽い病気から重い病気まで、一人の医師が大変幅広い領域を受け持って診察しており、医師やスタッフの負担が大きすぎるということです。このため、患者さま一人一人の診察時間がどうしても短くなってしまい、患者さまとのコミュニケーションも決して十分とは言えないのが現状です。
また診療科目が細かく分かれていて、病気ごとにそれぞれ違う科目で診察しているため、複数の病気を持った患者さまにとってはたくさんの診療科を受診しなければならず、大変な不便さと負担になっています。私は、患者さまとより密接なコミュニケーションをとり、患者さまを総合的に診療する医師、つまり『かかりつけ医』の持つ役割の重要性をあらためて実感いたしました。
地域に根ざした適切なかかりつけ医がたくさんいれば、患者さまにとっては受診にかかる負担が大きく減るばかりでなく、大病院の医師の負担も減らせることにつながると思われます。
医学の進歩によって医療の専門化・分化が進み、『専門的な医療はなんでも大病院で診る』という傾向にあります。しかし、地域に根ざした診療所であっても、病気を限定することで、その分野の専門的知識と豊富な経験、技術を備えた医師であれば適切な診療は十分可能であると思います。これまでに培ってきた専門知識と経験、技術を最大限に活かしながら、患者さまお一人お一人の生活に密着した医療に取り組むことが、患者さまの健康への貢献であると考えます。
患者さま第一の医療をモットーとする私としては、患者さまが精神的にも医療的にもご満足いただける医療を目指します。 私は中央市民病院在職時は消化器内科に勤務していたのですが、どんなに上手な医師が行っても、以前の内視鏡検査(胃カメラ、大腸カメラ)は苦痛が伴いました。しかし、鎮痛剤や鎮静剤を導入するようになり、明らかに患者さまは楽に検査が受けられるようになりました。
こうしたノウハウを活かし、私の診療所では、大病院にひけをとらない『苦痛の少ない内視鏡検査』を積極的に行い、病気の早期発見と早期治療に役立っていきたいと考えています。 そして、診療する際に大事なことは、いかに患者さまが納得できる的確な医療を誠意を持って迅速かつ安全に提供できるかということです。医師、スタッフ一同がつねにそのことを心がけて診療にあたっていきたいと考えております。